コロナワクチン接種後の発疹(副反応)
2021年09月06日
最近増えたご相談ごととして、コロナワクチン接種後の発疹(副反応)があります。テレビやSNSなどでもモデルナアームなどとして紹介されたのでご存じの方も多いかと思いますが、主にモデルナ製のコロナウイルスワクチンを接種してから1~2週間ほどで、接種側の腕などにかゆみや痛みを伴う紅斑が現れるというものです。
はっきりとした仕組みはわかっていませんが、モデルナ製のものでの報告がほとんどで、ファイザー製ではあまりないと言われているのと、ワクチンの添加物が原因なのではないかといわれております。ツベルクリン反応などと同じアレルギー反応と考えられますが、発症までの日数がかなり多いということもあり、今後の検証が待たれるところです。
どちらにせよ、それ自体が重篤な事態に発展することはまずなく、必要に応じて対症療法を行えば大丈夫と考えられますので、もし腫れやかゆみ、疼痛がつらい場合は皮膚科専門医にご相談なさるのをお勧めします。