じんましんについて

2011年11月25日

気が付けば、もう年末が意識される時期になってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
皮膚科はこの11月、12月比較的患者様が少ない時期ですが、1年を通してあまり季節に関係なく発症する病気もございます。
今回はじんましんについてお話します。
じんましんは、皮膚科的には「膨疹」と表現される、掻痒を伴った一過性の 限局性の浮腫(むくみ)が出現する病気で、24時間以内に収まるものの、また繰り返し症状が出ます。
食事、薬剤、細菌・ウイルス感染、寒冷、温熱、機械刺激、日光、コリン性など、原因として様々なものが挙げられますが、ほとんどの場合、検査や検討しても原因ははっきりしません。 特に急性蕁麻疹の場合は、数日から数週間で症状も収まってしまいますので、あまり原因を見つけようとしても意味がないことが多いです。
しかし、慢性蕁麻疹の場合は症状が長期にわたって持続しますし、特に内科疾患などの合併もあり得るため、当院では必要に応じて採血やアレルゲンの検査も行っております。また、それ以上に、患者様からの情報が原因の特定に結びつくこともございます。
治療については内服薬が中心となります。症状に応じて数種類の抗アレルギー薬を組み合わせたり、漢方薬を用いることもあります。どちらにしても症状が強く出ると、生活の質が損なわれてしまいますので、症状が出ないようにうまくコントロールして、徐々に減薬することが大事かと思います。
じんま疹については、きちんと発疹の確認ができずに、誤った診断がついているケースも時々あります。一度皮膚科専門医への受診もご検討くださいませ。