2020年03月26日

ついに週末の外出自粛要請が小池都知事から出されるなど、新型コロナウイルス感染症に関しての事態は逼迫して参りました。練馬区内でも患者の発生が以前報道されたとおりで、すでに事態は身近なものとなっております。

当院は皮膚科専門でありますが、患者様が極力感染のリスクにさらされないようにと思って苦慮しているところでございます。

先日のお願い「新型コロナウイルス感染症への対策について」等でも申し上げましたが、患者様におかれても、受診の必要性などを熟考して頂いて、おいでいただきたいと思います。つきましては、医師会等からも情報提供があったとおり、本来は認められていませんが、今回の特例として、

お電話での連絡をいただければ、診察室に入らずに処方箋のみ発行するという対応も行っております。

ただし、お受けできる条件として、

・当院に3ヶ月以内に慢性疾患での受診歴があり、かつ、以前と処方内容が同一の場合（処方量も含めて）

という点をご了解いただきたくお願いいたします。

私個人のポリシーとしては些細なことでも気軽に相談していただける皮膚科専門医、ホームドクターという点を掲げておりまして、このような緊急事態とはいえ、逆のことをお願いしなければならないのが大変心苦しく思いますが、皮膚科という特性上、どうしても不要では無くとも不急のご相談が多いように思います。

事態が終息してきたら、些細なことでも当院に気軽に受診して頂きたいのですが、皮膚科に限らず、現時点では不急の事態に関してはクリニック・病院への受診を控えて頂いた方が賢明である、としか言い様がありません。このコロナウイルス感染症については、マスク着用や接触感染対策を徹底しても感染を防げないことがあるというのがはっきりしております。

全世界がこのウイルスに対しての治療法、対策を検討しているところです。ここ1～3ヶ月の間にはきっと朗報が届くと私は信じております。どうかそれまでの間、お互いに自重して健康管理を頑張りましょう。