受診にあたってお願いしたいこと(保険診療のルール)
2015年03月06日
久しぶりのお肌日誌がこういう内容で恐縮なのですが、診療していて最近多い話なので、書き留めておこうと思います。
「よく水虫になるから」「ヘルペスになるのが嫌だから」 ということで、現在まったく症状がないのに投薬を希望される患者さんがいらっしゃいます。
「忙しいから、いざなったときになかなか来れない」という方や「なった時これずに重症になったらどうするのか」とまでおっしゃる方もいます。
お気持ちはよくわかりますが、予防投与、ストックのための処方は保険診療では認められていません(認められるような特殊なケースもありますが)。
必要のない方への投薬は、無駄な医療費を増やし、結局のところ、最終的に患者さんに不利益になることです 。
まず、お話しいただいて、そのことに対しての診察やアドバイスは致しますが、処方が出ない場合もございます。
特にこの手のお話は、患者さんの希望と反する話となるため、診察時間が長くなったり、トラブルとなり、ほかの患者様にもご迷惑がかかる場合があります。
私たちは、法律や制約の下で診療しておりますので、ご理解のうえ受診していただきますようお願い申し上げます。