手足口病について
2013年07月09日
最近手足口病がはやっているようです。
手足口病はコクサッキーウイルスなどのウイルスが原因で起きる感染症です。
3~5日の潜伏期ののち、口腔粘膜や四肢末端に赤い丘疹や水疱が出てきます。
発熱や食欲不振などを伴うことがありますが、大半は軽症であり、発疹は3~7日くらいで治ります。
まれに脳炎や心筋炎を併発することがあります。
特効薬もなく、症状に応じた治療が行われます。
手足口病は学校保健安全法では特に規定がなく、出席停止などの措置は通常行われません。
発熱などの症状に応じて、必要な休息(欠席)は行うべきでしょうが、感染予防については、発疹消失後も長期間ウイルスが排泄されたりするため、あまり意味がありません。
もちろん、手洗い、うがい等は行うべきでしょうが、感染に関して不安をあおるような言動や行動は慎むべきかと思います。
東京都感染症情報センターにも同様の情報がありますので、一応リンクをしておきます。
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/handfootmouth/index.html