金属アレルギーについて
2010年02月02日
今日は金属アレルギーについてお話します。文字通り、金属が原因となって何らかの症状を起こすことを金属アレルギーといいますが、実際に出る症状は様々です。
金属が付着した部分がかぶれたようになったり、ピアスを入れるたびにピアス穴がかぶれるような場合もありますし、歯科金属が原因で口内炎が治らない、アフタができる、掌蹠膿疱症や扁平苔癬といった皮膚疾患の原因となるような場合もあります。
症状から金属アレルギーが疑われる場合に行う検査がパッチテストです。これは試薬と図のようなパッチテスターを用いて行います。試薬をしみこませたパッチテスターを皮膚に貼付し、48時間後(場合によっては72時間後も)に判定します。
金属アレルギーの種類が確定した場合は、原因金属の回避の指導や歯科での金属除去の治療をお勧めすることになりますが、ケースバイケースですので、一度診察にてご相談くださいませ。