とびひ(伝染性膿痂疹)

2010年07月09日

いよいよ夏本番という気候になってきました。テル皮膚科も大分混雑してきましたが、今日は夏に多い皮膚病、とびひについてお話します。
とびひは正式には伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)という病気ですが、黄色ブドウ球菌という細菌によって引き起こされる病気です。皮膚の細かい傷などから菌が入って起るといわれており、皮膚がただれたり、水疱ができたりします。比較的感染力も強いので、お子さんの間で流行することがあります。大人はほとんどかからない病気ですが、アトピー性皮膚炎などで皮膚の弱い方はかかることもあります。
初期症状は、ひっかいてしまった湿疹と区別がつかないことがあり、他科で誤った診断や治療を受けられているケースもあります。特にステロイドの外用をしてしまうと、伝染性膿痂疹は悪化してしまいますので、注意が必要です。
治療は5~7日間、抗生剤の内服と抗生剤の外用薬を使用します。発疹が乾いて皮が張れば治療終了です。イソジンで消毒させる先生もいますが、かぶれたり刺激感が出る場合があり、あまりお勧めしていません。治療中も入浴は可能です。
学校に関しては登校を禁止するきまりはありませんが、学校側からの指示が出る場合があるのと、プールは入らないようには指示します。
「とびひかな?」とおもったら皮膚科専門医を受診してみてください。