伝染性紅斑(リンゴ病)

2010年03月23日

ここ1週間くらいで伝染性紅斑(リンゴ病)と思われる患者さまが数人いらっしゃいました。もしかすると練馬で流行し始めているかもしれません。今日はこの病気についてお話します。
伝染性紅斑(リンゴ病)はヒトパルボウイルスB19というウイルスによって引き起こされる発疹症です。基本的に子供の病気ですが、大人でも発症することがあります。大体年始から7月ごろにかけて流行り始めますが、まだ流行の時期にはちょっと早いかもしれません。ほぼ5年ごとに大流行があり、今年はもしかすると当たり年かもしれないです。
基本的には感染してから10日~2週間ほどで発症し、最初は軽い風邪のような症状(微熱など)のあとにほっぺたに赤い斑点(平手打ち様紅斑)が出てきます。また腕に網目状の紅斑が出ることもあります。多少のかゆみはありますが、あまり深刻な症状はなく、1~2週間で症状は消失します。
治療は特に必要ありませんが、かゆみなどの症状に対症療法的な治療を行うことがあります。 学校保健法では出席停止となる伝染病には指定されていませんので、特別な場合を除いて、登校をやめる必要はありません(大流行などで特別な判断が下った場合を除く)。
注意すべき点としては、妊婦さんが感染すると胎児に影響が出るケースがまれにあるのと極度に免疫能力が低下しているケースでは成人でも重症化することがあります。